はい。えーども、あーるすです。
そういや、今年の9月28日でこのブログも5年目をむかえるようになりました。
ついでにこの記事で去年の合計更新回数と並びます。一応私も生きていますゆえちょこちょこ更新していくのでよろしくお願いします。
さて本題に。
今回のタイトルに有る通りイヤホンを直してみようということです。
去年か今年の最初の頃に購入したJVCのHA-FX3X。結構な値段がした記憶がありますが低音が比較的聞こえたのと前のオーディオテクニカのイヤホンが断線で音が鳴らなくなったのをきっかけに購入してずっと使ってきたわけですが、
9月の上旬から下旬にかけて時々右側のほうから音が途切れるようになりその数日後には完全にならなくなり使えなく。お金がないのでその当時はEarpodsを使って何とか凌いできましたがあのイヤホンは音質はいいもののやっぱりハマりが悪く自分的には使いにくかったのでせっかくだから直してみようということに。工業高校に行ってんだからこれくらいできないと行けないなという謎の(ry―
(あらすじ終わり)
てなわけで修理しましょう。
1.最低いるもの
|
はんだごて。おすすめは精密機器用の20W。 |
|
はんだ。オーディオ用とかあります。 |
線を切る用のハサミ等
まぁこの3つは最低必要ですよね。というかまぁ家のどこかにはありますよね。
ないっていう方。ホームセンターに行けば売ってます。1000円くらいで。
余談ですが私が持っているこのはんだ。音響AV機器用と言うものなんですが実はこのはんだ、銀が入っています。というのも銀メッキがあるものにもはんだつきますよ~っていうものなんですが今回はあまり意味がない気もしなくなかったりしてます。
というのもはんだというのはすずと鉛の成分の分量で色々変わってくるようでその分融点も変わってくるようです。最近だと鉛フリーのものもあるようでそれのものだと220度くらいにもなってくるようです。
とまぁ余談は以上です。
2.あったら気持ち楽なもの
|
私がいつも使っている者たちです。 |
はんだごての台です。
はんだごて買ったらついてくるもんですが本当に先が机に当たらないようにするような簡易的なものですので別で購入しました。はんだごての先についたはんだを取る用のスポンジもついていますので結構便利です。
学校でつかったはんだこての台もありますがあれは結構いいおねだんします。
ちなみにこれ買うまでは濡れ雑巾でスポンジの代わりをしてました。軽めに絞って水気を多く含ませてました。
はんだ吸取線です。
イヤホン修理の時によく使いました。
取りたいはんだの上に吸い取り線を当ててその上をはんだごてで当ててるとこの導線にはんだが吸い取られていきます。
失敗した時もこれ使えばある程度はやり直せるので便利です。一発勝負が臨みたい方はなくてもどうぞ。
ピンセット。
個人差がありますが私があったほうが便利でした。
用途もそれぞれでしょうから使いたいときに使えばいいんじゃないかな。
グルーガン。
グルースティックなるものを熱で溶かして先から流して固めるというもの。簡単にいえば修理したジャックの中に溶かした樹脂を流して固めて断線がGNDにあたったりしないようにするためのものです。
ダイソーとかで100円とかで売ってます。
・ワイヤーストリッパー
私は持ってないですが中の導線を出すのですごい便利らしいですよ。でも高かったからパスしました。
・熱収縮チューブ
あったら便利かも。最後の断線等を防止する役目も果たします。
ちなみに今の時代ほとんど100均でも買えるそうですよ。
と長い長い説明を終えていよいよ修理に向かいます。
ちなみに私が購入したプラグは
BispaのBSP-STMP-010GN4というもの。予定ではオヤイデ電気のものを購入予定でしたが少しでも押さえたかったのでこちらに。
購入したところはeイヤホンというお店。日本橋と秋葉原に店舗があります。
オンラインショップだとプラグ一個でも送料無料なので非常に便利です。
↓
http://www.e-earphone.jp/shopdetail/003073000018/
さてということで修理しましょう。
まずイヤホンジャックの内側をバッサリと切ってなかの動線を出しましょう。
銅色の先がGND、緑がL、赤がRです。大体色分けされていると思います。
次に動線に電気を通さないようにしてあるコーティングを取るためライターで軽く炙りましょう。
先に動線が当たる程度で構いません。
あまり近くに当てると導火線のようにマッチより小さめな火がつくこともありましたので軽くで。黒くなりかけたくらいがちょうどいいでしょう。
あとはティッシュ等で煤を取ればOK。
次にプラグを用意して銀のカバーを外します。回せば外れるようになっていますのではんだをする前にイヤホンの線に通しておいてください。はんだをする前にもう一度確認をしてください。
はんだ終えてからいざ見たらカバーを通してなかった、
通してあったけど上下逆だった、なんてことが起きればはんだを取らないといけませんので注意してください。
|
カバーを上下逆にしてしまってはんだをしてしまった図。
この後はんだとって元に戻しました。
というかカバーを通し忘れて一度はんだを吸い取ったにもかかわらずまたミスしてる写真でもあります。 |
次に通します。プラグ自体の写真をロストしているのでわかりませんね。すいません。
この写真を見てみたらわかると思いますが、GNDが真ん中にあってその両方にLとRがそれぞれあります。その3つとも穴が開いてるので私は内側から穴に導線を通して半田で固定しました。
ちなみにどちらがLかRなのかはプラグによって異なりますのでパソコンのソフト等などを使って確認してやるのがお勧めです。(ちなみに私はニコニコ動画で上がってるMADを歌ってみた動画で確認しました。 理由:大体LにMAD、Rに声だけとか分かれていることが多いので。)
こんな風にたっぷりはんだ塗ってます。というのも導線と違いはんだがイヤホンの線にくっつかないので私の場合だとはんだの重さで押さえつけたりしないとつながらなかったりしました。
しかしここで注意点が。 GNDとL,Rの部分の間がものすごく狭いのではんだがGNDとくっつかないようにしてください。音が鳴らなくなります。
※プラグはものすごく熱いので絶対にプラグを持って作業しないようにしてください。私のはんだの融点が179度なので100度前後くらいにははんだごてを当てているとすぐになります。やけどを防ぐためにもピンセットや手袋、おすすめしませんが写真のように使わない機器のジャックに刺して固定して作業した方がいいかもしれません。
|
※明るさ補正入れてます若干。 |
真ん中に長く見えてる銅の部分がGNDと呼ばれる部分です。私のイヤホンなら銅色の導線をはんだするところですね。
そして両端にはんだしているのが見える2つの部分がL,Rです。このイヤホンだと左がL、右がRとなっています。そして分かる通りL,Rのはんだする部分は小さいのでハンダの量に注意です。
作業するときとしてイヤホンを耳についておき私みたいに古いiPod touch等につなぎ音を聞きながら作業をしたほうが終了後のミス等が減るかと思います、(ただし自己責任)
確認しながら問題なければ終了です。
グルーガンなしの場合は付属のカバー(ある方は熱収縮チューブ)をして先にイヤホンに通してあるカバーを戻して終了です。お疲れ様でした。
といっても中が空洞だと耐久性に弱くイヤホンを引っ張ってしまったりするだけで簡単にGNDの線が何本も切れていき音が減っていきます。
ということで続いてはグルーガンをつかっての作業に移ります。
といってもすることは簡単。グルースティックを入れてグルーガンが温まるまでまってから導線の隙間などに絶え間なく流しこむだけです。そのさいGNDと他の導線などが当たらないように注意してやりましょう。
そしてカバーをはめれば終了です。(付属のチューブは使えません。グルースティックで樹脂を流しこめばチューブよりも大きくなってしまうので通りません)
見難い説明を見るのお疲れ様でした。
ここからはよくある問題(主に私が体験したことについて)
Q.なんかイヤホン半差しみたいな感じの聞こえ方が時々するんだけど?
A.GNDの線が切れまくってます。
主に樹脂流し込まなかった最初の時期によく起こりました。中が空洞ではんだ以外に導線を固定しているものがないのでイヤホンの線を引っ張ってしまったり等何かイヤホンの線に負荷がかかるとGNDの先がブチブチ抜けていきます。そうなると音の出力が弱くなりイヤホン半差しした時と同じような聞こえ方がするわけです。
ならどうするか。
カバーを開いてGNDを見てみましょう。導線が切れかけて細くなっている、もしくは白っぽい線が見えている状態になっていると先が切れかけています。(抜けかけている)その時は切れている線(抜けている線)をもう一回GNDにはんだし直すかまたバッサリ切ってもう一度最初からするかのどちらかになります。
Q.なんか左と右だと気のせいか音の大きさが違う感じがするんだけど?
A.気のせいかもしれませんし気のせいじゃないかもしれません。
はんだのつき具合、抵抗等によって何かが足らない感じがする時があるかもしれません。
そんな時はいろんなイヤホンジャックに刺して音を聞いてみてください。
これも私が経験したことですが私はたまたまゲーセンで音ゲーしようとしてSDVXのイヤホンジャックに刺してゲーム仕様としたら右から音が全く出なかったことがありました。
ならどうするか。
簡単です。もう一度つけましょう。
という感じで大まかな説明を終えました。
最後にですが、イヤホンの修理に関しては保証適応外になりますので修理しようとしてメーカー等に問い合わせるのはやめるようにしてください。
後火傷に気をつけるようにしてください。はんだごて、ものすごく熱いです。
はんだごえにあたった時はすぐに手を冷やすようにしてください。
はんだごてなどを一式全部買おうとなるとまぁまぁするので修理したほうがいいのか買ったほうがいいのか各自の判断に任せます。
もしかしたら一式買うよりイヤホン買ったほうが安かったかもしれませんしイヤホンを修理できるならしたほうが安くつくかもしれません。
という風に書いてきました。長い閲覧お疲れ様でした。なにか質問等あればググっていただくかこちらの方に問い合わせお願いします。
それでは次回ッ!